小規模デイの報酬は10%ダウンも、依然通常規模より12%高い

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

小規模デイの基本報酬は、10%近いダウンです。

それに対して、通常規模以上は、5%近いダウンです。

小規模の大幅な報酬ダウンで、2万件あると言われている小規模デイは半減すると言われているほどです。

西日本新聞で、福岡県において40件近い介護事業の廃業申請が3月にあったという記事が掲載されていました。

もともと、小規模の報酬は通常規模の報酬より17%高いとされていました。

画像の説明
出典:第114回(平成26年11月13日)の社会保障審議会介護給付費分科会

その理由は、小規模は文字通り規模が小さいので固定費の負担が大きいからです。

その多い経費を見積りして、小規模は通常規模より17%多く経費がかかるとしていました。

ところが、昨年秋の厚生労働省の経営実態調査結果を分析すると、通常規模と小規模の経費の差は8%しかないことが分かりました。

17%の差があると言われていたのが、8%しかなく報酬を9%多く払っていたことになりました。

これを受けて、今回の介護報酬改定で9%下げるべきとろ、その調整分として5%ダウンとなりました。

その結果、小規模の報酬は平均的な報酬ダウン約5%に経費調整分5%を合わせた約10%のダウンとなったのです。

とは言え、小規模は通常規模に比べ、依然として12%報酬は高いです。




松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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