第1号保険料が初めて5,000円を突破
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
第6期介護保険事業計画(2015年~2017年)が発表されました。
それによると、第1号保険料(65歳以上の高齢者が負担する介護保険料)が、かなりは高くなっています。
全国平均で月額5,514円と初めて5,000円を超えました。
実は、これも大きな課題です。
介護保険制度が出来たとき、毎月納める介護保険料が5,000円を超えると厳しいという議論がありました。
つまり、年金生活者にとって、毎月支払う介護保険料が5,000円を超えると厳しいのです。
年金の支給額は、年々下がっていきます。
さらに、物価は上がっていきます。
生活の負担感が上がっている中で、介護保険料が5,000円を超えて生活の影響を受けるとどうなるか?
水道光熱費を削るのは、限界があります。
介護保険の利用控えが起きます。
サービスの利用控えが起きると、かえって悪化してしまう可能性が高まります。
そこで、介護保険制料が5,000円を超えることは分かっていたので、低所得者への介護保険料の減免措置が設けられました。
第6期計画期間及び平成37年度等における介護保険の第1号保険料について
10年後の全国平均月額が、8,000円を超える見通しであることも、明らかにされています。
出典:第6期計画期間・平成37年度等における介護保険の第1号保険料及びサービス見込み量等について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000083954.html
保険料基準額の低額保険者 と高額保険者
介護保険料は、全国的にバラツキがあります。
介護保険料が、安い自治体もあれば、高い自治体もあります。
施設整備にお金をかけると、介護保険料が高くなる傾向にあります。
下に表をご覧いただくと、最も安い介護保険料は鹿児島県三島村で2,800円、最も高いのが奈良県天川村の8,686円です。
出典:第6期計画期間・平成37年度等における介護保険の第1号保険料及びサービス見込み量等について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000083954.html
松本会計メルマガ登録
介護経営に役立つ情報等をお届けします!
下記のすべてをご入力いただき、「確認」ボタンを押してください。