デイケアのリハビリテーションマネジメント加算
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
デイケア(通所リハビリテーション)のリハビリテーションマネジメント加算は、略してリハマネ加算と言われます。
今まであったリハマネ加算230単位は、Ⅰとして残りました。
新たにⅡが新設されています。
Ⅱは、1020単位と大幅なアップになっています。
最初の半年間は1020単位で、それ以降は700単位となっています。
【リハビリテーションマネジメント加算】
出典:厚生労働省全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議資料「平成27年度介護報酬改定関係資料」
何が違うのか?
ボイントは、2つです。
ポイント1:リハビリテーション会議の開催
一つは、リハビリテーション会議を開催することです。
開催の頻度によって報酬が違っています。
最初の半年間は毎月一回開催し1020単位で、それ以降は3ヶ月に一回の開催となっています。
リハビリテーション会議を毎月開催したら1020単位、3ヶ月に一回開催したら700単位です。
リハマネ加算の最大のボイントは、リハビリテーション計画を医師が直接、利用者、家族の方に説明し同意を得ることです。
これが最も難しい。
なぜかというと、デイケアは大部分は病院か介護老人保健施設(老健)に併設されています。
この場合、医師は兼務することができます。
兼務できますが、実際は病院や介護老人保健施設に掛りっきりで、あまりデイケアに関与していません。
ところが、この加算の要件はリハビリテーション計画を医師が直接、利用者や家族に説明しなければなりません。
この加算の最大の目的は、今までほとんど形だけであったものをデイケアに医師がもっと関与することを促すものです。
ポイント2:医師がリハビリテーション会議で利用者に説明し同意を得ること
二つ目の条件は、リハビリテーション計画を作成した医師がリハビリテーション会議で利用者に説明し同意を得ることです。
この加算を取るためには、リハビリテーション計画を医師が直接、作成しその医師がリハビリテーション会議で利用者に説明して同意を得なければなりません。
リハビリテーション会議の参加者は、医師、利用者とその家族、デイケアの職員、ケアマネで、場合によってはデイサービスの職員が参加します。
医師は、参加者にリハビリテーション計画を説明し、これによって参加者全員がリハビリテーション計画を共有します。
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