医療系サービスの利用サイクル~その1~

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

病院を中心として、介護老人保健施設(老健)、高齢者住宅、デイケア(通所リハビリテーション)、デイサービス(通所介護)の間に、次の様な利用サイクルのモデルが考えられています。

【医療系サービスの利用サイクル】
医療系サービスの利用サイクル

病院の90日ルール

今、病院は90日ルールが厳格化されています。

90日を超えて入院すると、療養病床並みの報酬に下げられます。

一般病院は、設備投資にお金を掛けているので、やはり収入が落ちるとやっていけません。

そのため、病院は3ヶ月で退院する様にすすめます。

しかし、病気が治っても、自宅に戻って一人で生活するためにはリハビリテーションが必要です。

3ヶ月間、寝っぱなしだと筋力が衰えています。

しかし、病院でリハビリテーションを行うことはできないので、普通は病院の系列の老健に移ります。

老健に移って、介護保険を使って自宅に復帰するための集中リハビリテーションを受けます。

老健も半年程度で追い出されます。

老健は、在宅強化型の報酬と従来型の報酬とに2区分され、報酬が7.5%違います。

年間にすると、2,000万円以上違います。

老健も維持するためには、半年程度で退所してもらう様な仕組みにしていかなければなりません。

ただ、5年も6年も入所している人に、すぐ退所してもらうのは難しいので、在宅強化型にするには時間がかかります。

在宅強化型の老健を退所した後の流れについては、明日のブログで書きたいと思います。




松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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