デイサービスは運動サービスを競う
こんにちは。大阪の介護専門の税理士の松本昌晴です。
本日の日本経済新聞に、デイサービスは4月の介護報酬が減額されたことに伴い、大手介護サービス事業者は相次いで新たなサービスに取り組んでいる、という記事が掲載されていました。
新たなサービスの内容は、デーサービス事業者様にとっても参考になり、また今後のデイサービスの傾向が分かると思い、本日のブログで取り上げました。
大手介護サービス事業者の新たな取り組み
ツクイ
1,700人の利用者を調査した結果、例えばイスから立ち上がり、3メートル先まで歩いて再びイスに戻るまでにかかる時間を測る歩行テストで12.9秒を超えると、3年以内に要介護状態になるリスクが1.5倍になることが分かった。
この数値を超えないように、運動や機能訓練を促し、身体機能の維持・向上につなげる。
出典:ツクイHP
http://www.tsukui.net/support/dayservice/
ニチイ学館
要介護者が犬と一緒に歩行訓練などに取り組み、身体機能が衰えないようにする。
日本エルダリーケアサービス
デイサービスの施設内に模擬カジノを設け、疑似通貨を使い楽しむことによって、認知症の予防につながる。
デイサービスの流れは生活動作訓練
イオンとアシックスのデイサービスの取り組みを2日連続で取り上げましたが、今日は大手介護サービス事業者の新たな取り組みをご紹介しました。
日本エルダリーケアサービスを除いて、ADL・IADLを向上させるための個別機能訓練を行っています。
日本エルダリーケアサービスの模擬通貨は、認知症の予防に見えるように効果が分かるのであれば、有効な方法だと思います。
しかし、そうでなければデイサービスとしては、時代遅れのレクレーションになってしまう恐れがあります。
おそらくケアマネさんは、国からADL・IADLの向上を行っているデイサービスを事業者として選ぶように指導されていると思います。
今後も、この流れは大きくなっていくでしょう。
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