デイサービスの規模のメリット

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

平成27年5月14日(木)に開催したセミナーを録画してYoutubeに配信していますが、文字起こしをしました。

動画と一緒に文字を読んでいただければ、理解が深まるかと思い掲載しました。

【文字起こし】

1カ月の利用者が600人以上、定員30人以上になると規模のメリットあり

松本:この表で一番注目していただきたいのは、この赤の線を引いたところ。実はこの601人からこっち、右側というのは別世界。これ2.8%の利益率から3倍以上の世界に入っていく。

だから、ここ600人というのは、僕はデイサービスの経営する場合に1カ月の利用者が600人以上って一つの目標になるんじゃないと。そうしないと規模を大きくしたメリットはないと。通常規模のこの辺りですと、あまり規模のメリットはないです。この利益率0%、もうこの辺り2.8%ですから、やっぱり600人以上に持っていかないと、大きな利益は得られないということです。

600人以上って、大体やっぱり定員30人になると思うんですよ。稼働率を1カ月で何日営業するかにもよりますけど。25日営業すると稼働率100%で750人ですから、8割とか9割になったら、この世界に入ってくると思うんです。

だから30人の定員というのは一つの目標、標準。規模を大きくする場合の標準になるんだろうと思います。報酬は小規模。先ほど申し上げたように、小規模が報酬が一番高いんですよ。その次に高いのが通常規模。その次に高いのは大規模なんです。一番低いのは大規模なんです。

逆ですね。ところがこの利益は出てると。報酬は下がるんだけれども利益は出ると。これは規模を大きくなることによるメリットがあるからです。なぜメリットがあるかということを、そのホワイトボードで。ちょっと見にくいかも分かりませんけど。

規模のメリットが出る理由

経費の中には固定費と言われる、売り上げが増えても減っても変わらない、例えば家賃みたいなのがあるわけです。例えば30人定員のデイサービスで毎日10人の人が来るデイであっても、稼働率100%で30人毎日来られる所でも、家賃は一緒なんです。

そうなると、30人来ていただくと1人当たりの家賃ってすごく安くなります。変動費はお風呂がある場合には水道代とか、食事があるのであれば食材費みたいなものがあります。これは関係ないです。

固定費があるから、利益が出てくるんです、このメリットが。報酬は小規模よりも低いんですけど、規模のメリットがあるからガーンと利益です。




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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