デイサービスの参加活動の取組(続き)

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

平成27年5月14日(木)に開催したセミナーを録画してYoutubeに配信していますが、文字起こしをしました。

動画と一緒に文字を読んでいただければ、理解が深まるかと思い掲載しました。

【文字起こし】

松本:参加、活動、皆さんに申し上げるのは、もうご存じだと思うんで、今更という話ですけど、念のために。心身機能へのアプローチという、座る、立つ、歩く、こういうことを訓練するという、これをやっているところは非常に多いですよね。

でも、これをやるのが目的じゃなくて、上の参加、活動。これを含めてやるということがデイサービスの本来の目的ですよと、厚生労働省は言っているわけです。

だから、これをやらないと加算は取れませんということで。活動と言ったら、日常生活の基本的な食事、排せつ、着替え、入浴、こういうのができるようになると。もうちょっと複雑な掃除、洗濯、料理、外出ができるようになる。ADL、IADLができるようになる。

それから地域に参加する。ボランティア活動に行ったり、町内会に行ったり、ここではゲートボールみたいなのをやってますけど。こんなんやったり、家の中では一緒に何世帯か一緒に暮らしている場合には、家庭内で例えば洗濯をする。そういう役割をおばあちゃんが担うとか、料理を作る。そういう役割を持って、要は生きがいを持ってやっていくというようなことまでデイサービスは考えないといけないと。

毎日来て筋トレだけやって、運動だけやっているというようなことでは、個別機能訓練加算Ⅱは取れないと。参加活動というのは、個別機能訓練加Ⅱに近い。これが心身機能というのはⅠ。個別機能訓練加算Ⅰはおおむね該当するということで、ⅠでもⅡも取るほうがデイサービスは主としてはいいんであろうということになります。

今申し上げたことが1ページ2ページにくどく書かれてます。資料編の1ページを見ていただくと、一番下のところに「個別機能訓練加算Ⅰについて」というところで、線を引いておきました。

座る、立つ、歩く等ができるようになるという身体機能の向上を目指すことが中心と。これは今までよくやってらっしゃったところです。

しかし、次の2ページに行くと、「個別機能訓練加算Ⅱについて」というところです。身体機能向上を目的として実施するものではないと書いてある、明らかに。体の動きや精神の働きである心身機能、それからADL、家事、職業能力や屋外歩行といった生活行為全般である行動、家庭社会生活で役割を果たすことである参加といった生活機能の維持向上を図ると。

こういうことをしないとⅡは取れませんよと。そのⅡを取るためには、今言った、先ほど申し上げたチェックシートを使ってください。

このチェックシートをそのまま使うか、これに準じたもので使っていただくと。でも、このチェックシートが出てるんで、これをそのまま使っていただいたら文句ないと。自分独自に作っていただいてもいいですけど、あまりこの内容とかけ離れると、言われると。加算は取れないということになると思います。

という話です。だから、今までの加算を取れないところが出てくる可能性がありますね、今まで取ってたところが。




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松本昌晴税理士事務所
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