2015.11.16
カテゴリ:介護事業所の経営
介護事業所の倒産が過去最多
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
東京商工リサーチによりますと、今年1月から9月までの「老人福祉・介護事業」の倒産が過去最多となっています。
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20151008_05.html
すでに昨年の年間倒産件数54件を上回り、9月までで57件になっています。
倒産の分析
57件の大部分は、今年前半(1月~6月)です。
介護報酬が改定されたのが今年の4月ですから、4月の報酬が入金されたのが6月25日ごろになりますので、介護報酬改定による影響が出てくるのは7月以降ということになります。
したがって、東京商工リサーチが公表した倒産件数57件は、介護報酬改定の影響はではありません。
それでは、倒産件数が過去最多になった原因は何でしょうか?
私は、介護事業所が増え飽和状態になり競争過多になったため、以前に比べてうまみのある市場でなんくなってきているのではないかと思います。
介護業界は儲かるのではないかと安易に異業種が参入し、その結果倒産につながっているということがあるのではないでしょうか。