利用者数が収支差・経費率に与える影響

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

介護事業は、利用者数が増えれば人件費などの経費が増えますが、それ以上に売上が増えるので利益が増えます。

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例えば、デイサービスについて平成26年度の介護事業経営実態調査によると、次の通り利用者数の増加につれて利益が増えています。

延べ利用者数法人税等差引後の利益
150人以下0千円
151~300人162千円
301~450人171千円
451~600人366千円
601~750人921千円
751~900人999千円
901人以上1772千円


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出典:平成26年介護事業経営実態調査結果(厚生労働省老健局老人保健課)

あえて、上記の数字を並べなくても、直感的に利用者が増えれば利益が増えると皆さんはご存知の通りです。

ところで、利用者が増えると一時的にお金が減るということをお考えになったことがあるでしょうか?

売上は、サービスを提供した月に計上します。

入金した月ではありません。

そのため売上が増えても、お金が増えるのは2ヶ月後になります。

その2ヶ月の間に人件費が先行して発生します。

その結果、売上が増えているのに、思ったほどお金が残っていないという現象が起きます。

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松本昌晴税理士事務所
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