2016.02.23
カテゴリ:介護事業所の経営
通所介護への不満5割
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
昨日の訪問介護への不満に続き、今日は通所介護への不満を取り上げます。
訪問介護への不満を感じた人が6割でしたが、通所介護への不満を感じた人は5割に達しています。
下図は、日本政策金融公庫総合研究所のアンケートの調査結果です。
出典:日本政策金融公庫総合研究所
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/sme_findings160209.pdf
通所介護への不満を感じている人は
- 自己負担額が高い 18.1%
- 利用回数に制限がある 16.4%
- 介護されている時の利用者の様子がよくわからない 9.7%
- 介護職員によって介護の仕方にばらつきがある 9.7%
- 提供される機能回復訓練の成果が乏しい 7.4%
- 娯楽・レクリエーションがつまらなそう 6.0%
- 介護職員の仕事振りがよくない 5.5%
- お願いしても、介護保険内で対応できないと断られることがある 5.5%
- 提供される食事がおいしくなさそう 5.5%
- 担当する介護職員間の引き継ぎが不十分である 5.3%
- 介護職員の言葉遣いや態度が悪い 4.5%
通所介護事業所として解決できる若しくは解決すべき項目は、
- 介護されている時の利用者の様子がよくわからない 9.7%
- 介護職員によって介護の仕方にばらつきがある 9.7%
- 提供される機能回復訓練の成果が乏しい 7.4%
- 娯楽・レクリエーションがつまらなそう 6.0%
- 介護職員の仕事振りがよくない 5.5%
- 提供される食事がおいしくなさそう 5.5%
- 担当する介護職員間の引き継ぎが不十分である 5.3%
- 介護職員の言葉遣いや態度が悪い 4.5%
いかに解決していくか、職員からアイデアを出し合って取り組んでください。
戦前に生まれた人は、気を使って嫌な態度を見せようとしません。
不満に思っていても我慢します。
しかし団塊の世代がご利用者の中心になってくると、ハッキリと自分の意見を言います。
不満があると文句を言い、他の事業所を探すことをします。
そうならないためにもご利用者の不満を解消しましょう。