介護保険はランチメニュー 団塊の世代はそれだけで満足しない
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
介護業界は、コンビニ状態です。
コンビニは目立つところにあり、介護事業所は目立たないところにあるので、コンビニの店舗数の方が多いのではないかと思われるかもしれませんが、実際には上の通り介護事業所の数は、コンビニの店舗数以上にあります。
また、介護保険サービスの位置付けは、どこの事業所を使っても同じサービスを同じ料金で使えるように考えられています。
例えば訪問介護は、どこの事業所でも身体介護と生活援助を提供しています。
料金は全国一律です。
この様に介護保険サービスは、コンビニと同じです。
逆に言うと自由度は少ないです。
介護保険はランチメニュー
ランチメニューに例えると、戦中戦後の世代の方々はランチメニューで満足されます。
あるいは不満に思っていても口に出しません。
一方、団塊の世代の方々は、アクティブエイジングと言われ、活動的な方々です。
言ってみれば、わがまま世代です。
しかも、知識も経験もお金も時間もあります。
ランチメニューもいいけど、たまには一品料理も食べたいなどハッキリ言います。
ランチメニューしか出せないお店は、必然的に行かなくなります。
介護保険サービスはランチメニューなので、それだと使ってもらえなくなります。
ランチメニュー以外にも一品料理やフルコースなど取り揃えなければ団塊の世代の方々のニーズには合致しません。
すなわち利用されなくなります。
一品料理、フルコースなどは、介護保険外サービスに相当します。