2016.05.22
カテゴリ:介護事業所の経営
訪問介護事業所はコンプライアンスに問題あり
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
平成26年度のサービス別の指定取消・効力の停止処分のあった介護保険施設・事業所内訳は、次の通りです。
出典:介護サービス事業所に対する監査結果の状況及び介護サービス事業者の業務管理体制の整備に関する届出・確認検査の状況
訪問介護、通所介護、居宅介護支援が、ベスト3を占めていますが当然です。
なぜなら、介護事業所全体で20万事業所がありますが、訪問介護、通所介護、居宅介護支援で12万事業所で6割を占めているからです。
介護事業所の数は、デイサービスは訪問介護より1万件ほど多いです。
指定取消等の数が事業所の数に比例するなら、デイサービスが一番多いはずですが、訪問介護が一番多いです。
これは問題です。
訪問介護が一番多いということは、コンプライアンスが弱いことに原因があります。
訪問介護計画書がない事業所が、結構見受けられます。
訪問介護計画書がないと、制度的にサービス提供はできません。