実地指導のポイントはアセスメントシートの枚数と介護計画書の枚数が同数であるか
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
介護事業者の方は、実地指導の通知が届くと、計画書を見直してチェックを始めます。
はっきり言ってムダです。
実地指導では当然、計画書の中身をチェックされ、結構色んなことを指摘されます。
例えば、「ここの表現は曖昧なので直して下さい。」など言われます。
前回、実地指導を受けた方は、それが嫌だから計画書の中身をチェックし始めます。
しかし、「曖昧」とか「具体的でない。」などの指摘は、国語の添削に過ぎません。
計画書の中身が良いか悪いかは、その利用者さんのことを知らないと確認できません。
しかし役所の方は、利用者のことは知りませんから計画書が適切かどうかは分かりません。
したがって、計画書が曖昧な表現であっても、報酬返還にはなりません。
ということは重要度は、低いです。
アセスメントシートの枚数=介護計画書の枚数を確認
それよりもアセスメントシートの枚数と介護計画書の枚数が同じでないと、介護計画書はアセスメントシートに基づいて作成していないことになります。
この計画書は正規の計画でないと判断され、正規の計画でなければサービスの提供はできず、サービス提供が出来ないといということ
は介護報酬は請求できないという結論になります。
最悪のケースは、報酬の返還になります。
したがって、実地指導の事前準備のチェックポイントは、例えば、訪問介護計画書が5枚あったとしたら、アセスメントシートも5枚あるかどうかを確認することです。