サービスAの成功の鍵はボランティアをいかに集められるか

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

今の制度改正の方向性を見ていくと、軽度者(要介護1,2)については介護保険から外していこうという厚生労働省の考えが見て取れます。

政治的な判断で先送りになったりすることはあるでしょうが、社会保障費はこれから団塊の世代が後期高齢者になると破綻するのは確実で、どこかの時点で決断しなければなりません。

介護事業者としては、今の内から準備に取り掛からなければなりません。

その時になってから準備をしても、すぐにはできません。

例えば、介護保険から外れて総合事業のサービスAに移行したら、利用者の囲い込み等を考えると介護事業者の選択の一つとしてサービスAを運営するということが考えられます。

サービスAの担い手の中心は、ボランティアの方です。

サービスAを運営するのは、ボランティアスタッフを集められなければ成り立ちません。

普段から、例えば町内会にしてもPTAにしても、地域の催し物に顔出すべきでしょうし、地域の懇親会や祭りなどにも積極的に顔出しすべきでしょう。

地域の中に溶け込むことで、ボランティアを獲得することが可能となります。

逆に地域と付き合いをされない事業者は、当然ボランティアを集められないでしょうし、その結果、サービスAはできません。

できないと今後の事業展開は非常に厳しくなる。

こういった展開が予想されます。




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