2016.12.18
カテゴリ:介護事業所の経営
「共生型サービス」の創設はデイサービスの新たな競争相手になる?
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
高齢者と障害者が同一の事業所で介護保険サービスと障害福祉サービスを利用しやすくすることについてどう考えるか?
すなわち、介護保険サービスと保険外サービスを併設するプラス介護保険サービスと障害福祉サービスも併設する。
こういう案が介護保険部会の中で正式な議題になってきています。
非常に大きいことです。
「共生型サービス」の創設
介護保険と障害福祉サービスを一つの事業所で一体的に提供する「共生型サービス」の創設が検討されています。
現在、介護保険の事業所は市町村が認めれば障害福祉サービスを提供することができますが、障害福祉サービスの事業所は介護保険サービスの提供をすることはできません。
そこで障害福祉サービスを提供している事業所が、介護保険サービスの事業所として指定を受けやすくしようとするものです。
厚生労働省は、デイサービスをベースにしたものになるとしていますが、障害福祉サービス事業所がデイサービスに進出してくる可能性があります。
そうなるとデイサービスにとって新たな競争相手になり、来年から議論される介護給付費分科会の動向を見逃すわけにはいきません。
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