「通所介護への不満」はアンケート調査で確認し改善
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
昨日の「訪問介護への不満」に続き、「通所介護への不満」について、日本政策金融公庫総合研究所のアンケート調査結果について解説します。
アンケート調査結果は、下図の通りです。
出典:日本政策金融公庫総合研究所「介護者からみた介護サービスの利用状況」(平成28年2月6日)
通所介護は訪問介護と違って、介護職員の行動が見えるので問題点を発見しやすく、利用者の不満を改善しやすいという点があります。
そのためか分かりませんが、事業所として対応ができない制度上の不満である「自己負担額が高い18.1%」と「利用回数に制限がある16.4%」以外の不満は、10%以下と少ないです。
通所介護事業所への不満
上記アンケート調査結果で、通所介護事業所として対応すべき不満の内容に注意を払わなければなりません。
その不満を放置していると、あることをきっかけに他の事業所へ移っていまう可能性があります。
特に自分の意見をハッキリと言う団塊の世代が利用者の中心になってくると、その行動は顕著になってきます。
事業所に対する不満として考えられるものが
- 介護職員の仕事振りがよくない
- 介護職員の言葉遣いや態度が悪い
- 介護されている時の利用者の様子がよくわからない
- 介護職員によって介護の仕方にばらつきがある
- 担当する介護職員間の引き継ぎが不十分である
- 娯楽・レクリエーションがつまらなそう
- 提供される機能回復訓練の成果が乏しい
- 提供される食事がおいしくなさそう
です。
上記の不満が自分の事業所に当てはまるかは、自分の事業所を利用している利用者・家族にアンケートをしなければ分かりません。
アンケートを書いていただくためには、例えば「皆様に評価・お褒めいただくことが、私たちの大きな活力になります。・・・・・」とお願いすると書いてもらえやすいです。
また、ご家族などから褒められた従業員は、大変嬉しいものです。
アンケート用紙の事例
【府中のデイサービス「あずゆあはうす」のホームページから抜粋】
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