2017.07.07
カテゴリ:平成30年介護報酬改定
訪問介護員の高齢化が問題
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
訪問介護員になれるのは、
- 介護福祉士
- 実務者研修修了者
- 介護職員初任者研修修了者
- (旧)介護職員基礎研修修了者
- (旧)訪問介護員1級課程修了者
- (旧)訪問介護員2級課程修了者
に限られています。
この訪問介護員の3割超が60歳以上を占めており、他の介護関係職種と比べて多いです。
【介護関係職種別の年齢階級別構成割合及び平均年齢の比較】
7月5日に開催された介護給付費分科会においても、訪問介護員の平均年齢が他の介護関係職種と比較して高いことを問題視し、.介護人材の専門性などに応じた有効活用の観点も踏まえた対応を検討する必要があるとしています。
訪問介護員が高齢化していくと、身体介護をすることは肉体的に厳しくなってきます。
しかし、生活援助であれば比較的負担は軽いです。
そのため年齢の高い訪問介護員で、家事経験が豊富な人を生活援助に回しているケースが多いのではないでしょうか?
今回の介護報酬改定で、生活援助の人員基準緩和と報酬を下げることが議論されますが、高齢の訪問介護員で体力的に生活援助ならできるという人材を活用するような報酬改定がなされるか注目されます。
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