訪問介護の開業の手引きNO.4~介護をとりまく状況~【音声動画+テキスト】
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
動画
訪問介護を開業することを考えておられる方にとって、介護保険を取り巻く状況がどのようになっているかということを知っておくことが必要です。
そこで社会保障審議会介護保険部会が公表しました、介護分野の最近の動向の中から介護保険を取り巻く状況という項目がありますので、それを見ていきたいと思います。
今後の介護保険を取り巻く状況というところを知っておくとは、訪問介護を開業する人は、知っておく必要があると思います。
介護保険の需要が増加する要因
一つ目として、65歳以上の高齢者の人数は増えていきます。
さらに介護保険の適用を受ける人が増える75歳以上の人口がまた増えていきます。
ということで、介護保険の需要は拡大が見込まれるということになります。
さらに65歳以上の認知症の高齢者が増加しますが、これも介護保険が必要な要因になってきます。
さらに世帯主が65歳以上の単身世帯・夫婦のみの世帯というのが増えていくということは、同居する世帯がいない、介護する世帯がいないということで、介護保険が必要になってきます。
成長分野に参入することは成功しやすい
このような状況から、介護業界は日本で残された少ない成長分野である、この分野に参入するということは波に乗ることになる。
それに乗っていくということがやはり成功すると、介護業界に参入して成功しやすい要因であるとという風に思います。
高齢者は都市部に多い
さらに75歳以上の人口、介護保険を必要とする人口ですけれども、全国一律に増えるというわけではなくて、都市部あるいはその周辺で増加するという特徴が見られます。
この表は2015年と25年を比べて、どれだけ75歳以上人口が増えるかを示したものですが、一番上のが埼玉県で1.54倍、千葉県が1.51倍、続いて神奈川、愛知、大阪で、東京は11番目で1.34倍となっています。
従ってこの高齢者は増える都市部またその周辺の都道府県というのは、介護事業を開業する人にとって絶好のチャンスであるというふうに見ることができます。
開業するなら今しかない
次のグラフを見ていただきたいと思うのですが、左側の要介護率が高くなる75歳以上の人口の推移ですが、右肩上がりに増えていきます。
そして2025年から30年にかけてピークを迎え、その後はほぼ平らという状況になっています。
ということは、介護事業で参入するタイミングは今しかないです。
高齢者がどんどんと増えていく今の段階に参入しないと間に合わないです。
高齢者がピークになる75歳以上人口がピークのこの時に参入しても、もうすでに介護事業所は必要ない、参入できないという状況が生まれてくると思います。
したがってできれば早ければ早いほど介護事業に参入することをお勧めします
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