訪問介護の開業の手引きNO.11~訪問介護事業所は表通りでなくてもいい~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

動画


訪問介護事業のメリットのひとつとして、「立地は表通りでなくてもいい」というのがあります。

これについて、今回はご説明したいと思います。

訪問型サービスである

訪問介護はデイサービスと違って、ご利用者が訪問介護事業所に訪れるということはほとんどありません。

訪問介護を利用されているご自宅などに訪問するというのが訪問介護ですので、ご利用者が来ていただくために訪問介護事業所の事業所を綺麗にするとか、設備を整えるといった費用はかける必要がありません。

立地についても、表通りの看板が見えてご利用者が来てくれるとか、あるいは訪問介護事業所にサービスを提供してほしいと家族の方が来られるということはありませんので、表通りで開業をする必要はありません。

家賃を抑えることができる

また1階でなくても2階でもOKということですから、家賃についても極端に抑えることができます。

2階以上についてもOKなんですが、ローカルルールというのがありまして、エレベーターがないとダメであるとか、そのような条件がつくこともありますので、この件はそれぞれ開業する地域の市町村で確認していただく必要がありますが、2階以上でやってらっしゃる訪問介護事業所もたくさんあります。

立地の条件

じゃあそれでは立地について何も考えなくていいかというと、訪問介護事業所の立地の条件というのがあると思います。

考えられるものとして私は次の4点を挙げましたけれども、それぞれ説明させていただきますと、まずご利用者がたくさん住んでいらっしゃるところでないと、基本的に訪問介護を開業しても利用者を集められないということがありますので、まず高齢者が多く住んでいる住宅地というところがあります。

この地域ではヘルパーさんも住んでいらっしゃるでしょうから、従業員を採用するにも有利かと思います。

続いて、ご利用者を紹介していただけるケアマネさんがいらっしゃれば、そのケアマネさんの近くで事業所を開業するというのは当然必要になってきます。

やはり遠いと移動距離ということもありますので、効率が非常に悪くなりますので、出来るだけ紹介していただけるケアマネさんの近くで事業所を開業する、ということが必要になってきます。

さらに最近では、従業員を採用することがなかなか難しいということもありますので、従業員が通勤しやすい交通の便の良いところ、駅から歩ける距離というところが必要になってくるということになるかと思います。

さらに訪問介護の場合は、集合住宅である場合には歩いていけるかもわかりませんけど、通常は利用者宅を移動していくということになりますので、自転車とかバイクとか自動車などを事業所の近くに駐車できることが必要です。

理想は、1階の事業所であれば事業所の前にこのような自転車等を置けるスペースがあればそれは一番いいということになります。

いずれにしろ、訪問介護事業所はデイサービスに比べると、表通りとか人の往来が多いところとか、そういうところはまったく必要ありませんので、非常に家賃を抑えることができるメリットがあるかと思います。

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