訪問介護の開業の手引きN0.72~訪問介護の1カ月当たり売上高及び採算~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

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訪問介護事業を開業される方にとって、訪問介護を開業したら1ヶ月の売上高はどれぐらいなんだろうかと、採算はどうなんだろうかいうところが非常に興味をもたれると思います。

そこで日本政策金融公庫から訪問介護の一か月あたりの売上高とか、訪問介護の採算についての資料が出ておりますのでここにご紹介したいと思います。

1か月当たりの売上高の全体の平均

まず訪問介護の一か月当たり売上高ですが、全体では100万円未満が21.3%、100万円から200万円までが26.8%、200万から400万までが28.3%、400万以上が23.6%、1か月当たりの売上高の全体の平均です。

従業員の規模別売上高

これを従業員の規模別に見ていきますと、従業員4人以下では100万円未満が37.7%多くなってまして、規模がだんだんだんだん大きくなるに従って少なくなります。

従業員の数が増えれば増える程、売り上げが増えていくとこういうような傾向になっています。

これは当然といえば当然なので、ヘルパーさんが増えるということはそれだけ売上があるということですから、当然の結果という風に言えるという風に思います。

ここで少しちょっと疑問に思うのが、1ヶ月の売上高500万円未満のこの層でですが、従業員が50人以上というところが15.8%、100万円未満はちょっと考えられないんですけどこんな数字も出てます。

いずれにしても売上が増えれば増えるほど、従業員の規模も比例的に増える比例関係にあるということが一般的に言えるかと思います。

規模と利益の関係

じゃあ問題は、そこで利益が出てるかどうか。

規模が小さくても、ちゃんと利益が出いるのであればいいでしょうし、規模が大きくて売上が増えても赤字であれば、それは問題だということになります。

訪問介護の採算というところがありますけども、全体では黒字が52.4%で赤字が47.6%。

従業員の規模別に見ると、4人以下で黒字企業は43.1%少なくなってますけども、他の5人以上の従業員規模では、ほぼ同じぐらいの感じになってます。

規模に関係なく黒字企業と赤字企業が同じぐらいあり、4人以下では黒字企業が少ないというような特徴がここで見られます。

これはどういう理由か分かりませんけども、4人以下という場合には特に開業したての会社っていうのが統計にもし含まれているとすると、2.5人以下と4人以下のここに入るわけですけども、開業した会社がまだ新規の利用者が集まらず人件費だけが発生するということで赤字になりやすいというようなことがあると思います。

それがもしこの統計に含まれているとするとその影響が出ている可能性があります。

それでもやはり赤字企業と黒字企業ははそれほど従業員の規模に応じて変わらないんだというような関係になってるということが、訪問介護事業の採算の特徴かという風に思います。

以上で訪問介護の1ヶ月あたりの売上高及び採算について解説していきました。



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