訪問介護の開業の手引きN0.93~訪問介護の経営実態(延べ訪問回数別)~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

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訪問介護事業を開業される方のために、訪問介護の経営実態はどうなってるんだろうかというところで、今回は延べ訪問回数別のデータをお見せしたいと思います。

平成29年度介護事業経営実態調査結果に基づいて書かれたものですけども、もし詳しい資料を見たいという場合にはこ、この「平成29年度介護事業経営実態調査結果」と検索していただくと、この資料が出てきます。

一か月の延べ訪問回数と利益との関係

ここで皆さんにお伝えしたいことがですね、一か月の延べ訪問回数と利益との関係です。

ここに上の方に200回以下、200回、201から400回、401か600回、601から800回とこのようにぐーっと訪問回数が増えてきます。

同時に売上は当然こうやって増えていくわけですけれども、利益率はどうなんだろうかということで、税引前を見ていくと200回以下でマイナスの4.9%ということになります。

201回から400回でマイナス2.5%、401回から600回でプラスの2.4パーセントになっています。

ここでプラスに初めてなっています。

401回から600回というまあ600回くらいが、1つの最低の収支トントンの目安かなというような感じがします。

601回から800回で2.6%、801回から1000回となると一気に7.6%利益率が上がっています。

以降8.1、11.4、8.4、8.8ということですから、利益率が一番高いのが1201回から1400回の1ヶ月の延べ訪問回数がここまで来ると一番利益率が高いということにはなります。

ここの801回から1000回というのが、一気に利益率が上がりますから、やはり最低ここのラインに持ってきていただくということが訪問介護事業を開業されて1つの目標として掲げていただきたい数字かという風に思います。

売上アップと人材確保の問題

人材確保の問題があるので、数字上はこういう風に訪問回数が増えれば増えるほど利益率が高くなるとはいうものの、実際には利用者の獲得以上にヘルパーさんの確保が難しいというようなことがあります。

最近、私の事務所にご相談された方も、ヘルパーが年末にかけてやめるので新たな人材確保も難しいし、もう廃業したい、誰かに譲りたいという話も出るくらいです。

従って、人材確保ができなければ延べ訪問回数もあがらないということで、そこが一番の問題であるという風に最近特に感じるということが多いです。

以上、今回は訪問介護の経営実態で、延べ訪問回数と利益率の関係について述べさせていただきました。



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