訪問介護の開業の手引きN0.120~求人票を記載するポイントは前職の退職・就職理由を知ること~【音声動画+テキスト】
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
動画
訪問介護事業を開業、あるいは開業される前に求人票を出されると思いますけども、求人を出される方のために書き方のポイントについてご説明しています。
今回はこれはハローワークの求人票の事例ですけども、ハローワークに限らず他の媒体に求人する場合も同じですのでこれから申し上げることを参考にしていただければと思います。
求人票の記載で良くない事例
求人票を出される場合によく失敗する事例が自分の良いこと、要望ばかりを書いてしまうことです。
うちはこんな良いところですよ、こんな元気で明るい活発な方で、人に指示されなくても自主的に行動できる人を求めてます、ということを書いてしまう。
まあ書いても良いんですけど、それよりもっと重視すべきは求人票を見に来てる人のためにあなたが求めている訪問介護事業所はこういうところじゃないですか?
あなたが前の介護事業所をやめて嫌な思いをした。
また同じことをしたくないはずだから、私のところに来ればそれはないですよ。
相手目線で求人票を書く
あなたの希望に叶いますよ、という相手目線で求人票を書いていただく必要があります。
したがって、相手が職を選ぶ動機、特に前職の退職理由というのを調べて、私の事務所に来ればそんな悩みはないですよということをこの求人票にうたわなければなりません。
そこで退職理由をまず考えていただくということが必要になってきます。
前職の退職理由や就職した理由
アンケート調査がありまして退職理由のベスト3、そういうものがありますのでそれをご紹介したいと思います。
現在ご覧いただいてるのが、介護労働安定センターのアンケート調査結果ですけども、前職が介護関係の仕事で、仕事をやめた理由がここの結果に出ています。
一番目が職場の人間関係に問題があった、二番目が結婚・出産・妊娠・育児のため、三番目に法人や施設事業所の理念や運営のあり方に不満があったというようなことが書かれています。
特に人間関係に問題があったためにやめたというようなことが、大きな理由になっているように思います。
そこでですね、求人票を書くときにも人間関係が良いというようなことを強調すれば人間関係が理由でやめた人に対してはアピールできるのではないかと思います。
さらにですね、現在の法人に就職した理由というのがありまして、一番多いのが通勤が便利だからとか、資格技能が生かせるとかやりたい職種仕事内容だからというようなのもあります。
こういうデータも出てますので、これが求人票に書けるのであれば書いていただくというのも方法かと思います。
さらにですね、現在の仕事を選んだ理由というのがありまして、一番多いのは働きがいのある仕事だと思ったからというようなことも書かれています。
この辺りも求人票にそれをアピールしていただいたら良いかと思います。
次の動画では求人票に具体的にどのように書いたら良いかということについてご説明したいと思います。
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