異業種の方が経験者を採用して介護事業に参入する場合の注意点
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
昨日のブログは、異業種が介護事業に参入する方法のうちM&Aによる方法について書きましたが、今日は次の2番目の経験者を採用する方法について書きたいと思います。
- M&Aによる方法
- 経験者を採用する方法
- コンサルタントに依頼する方法
- フランチャイズに加入する方法
介護事業の経験が豊富な優秀な人を採用して、異業種が介護事業に参入する方法です。
もし、その様な人が見つかれば、M&Aやコンサルタント、FCなどに頼らす介護事業を始められるので、異業種にとって検討すべきことです。
ところで、一般的にその様な優秀な人材は見つかるでしょうか?
一般的に優秀な人材は辞めない
一般的に言って、優秀な人材は会社を辞めません。
また、会社も必死になって引き止めます。
従って、すべての人に当てはまりませんが、労働市場に出ている人材は、役に立つ人は少ないと言えます。
しかし、非常にまれですが、優秀な人材に出くわすことがあります。
そうであれば、ラッキーです。
その様な優秀な人材に出会えたら、異業種で介護事業の経験がなくても参入することは可能です。
優秀な人材を見極めることは難しい
この様に、優秀な人材を見つけ出す割合は非常に少なく、また何より異業種の方が介護事業のマネジメントのできる人であるかどうかを見極めることは困難です。
介護事業に経験がない方が陥りやすい失敗例としては、経験者を採用するときの経歴書を見て、大手の介護会社の経験が豊富で面接しても非常に介護に詳しいので安易に採用してしまうことです。
経歴書に書かれている職歴は素晴らしいけれど、実際働いてもらうと全然ダメということがあります。
人材を見極めることは、本当に難しいです。
もう一つの注意点は、介護サービスの数は多く、介護のことが詳しいといっても、例えば特養で10年経験したからといって訪問介護事業所のこが分かっているわけではありません。
この様に異業種の方が注意すべき点の一つとして、参入する介護サービスに精通した経験者を採用することです。
介護のことが詳しいからといって、すべの介護サービスに詳しいわけではありません。
非常に確率は低いですが、運良く優秀な人材が見つかれば、経験者を採用して、異業種の方が介護事業に参入することは可能です
優秀だから会社を辞めることもある
「一般的に優秀な人材は辞めない」と書きましたが、逆に「優秀だから辞める」ということがあるのも事実です。
法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があることを、退職理由に挙げている人が結構多いです。
優秀だからこそ自分の考え方をしっかり持っており、それを実現したいと思い新たな就職先を探しているケースがあります。
もし、そのような人材に出会い、考え方や価値観が共有できるのであれば、経験者を採用して異業種が介護事業に参入することができます。
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