2015.09.16
カテゴリ:介護事業所の経営
実地指導の種類と流れ及び実施先の選定
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
実施指導と言っても、色々なものがあります。
そこで、
- 実地指導の種類と内容を簡単に説明するとともに、
- 実地指導先はどのような事業所が選ばれるのか、
について説明します。
実地指導の種類と流れ
実地指導の種類は色々ありますが、よく聞くのが集団指導です。
集団指導はいわゆる実地指導ではなく、ただの説明会で年一回行われます。
実地指導は、実際に役所の方が事業所に来る場合と書面指導の場合があります。
書面による問い合わせの結果を見て、問題がありそうだったら実際に実地指導が行われます。
特別指導は、大きな不正があったときに、その不正の問題を解決した後で、4~5年の間、毎年実地指導が行われます。
大きな問題が があった事業所には、4~5年の間、問題がクリアーになっているか毎年、実地指導があります。
実地指導の実施先の選び方
役所は、実地指導の実施先をどのような基準で、選択しているのでしょうか?
考えられるのは、次の事業所に該当すると実地指導の実施先に選ばれる確率が高いです。
- 苦情・告発を把握し、その分析結果から実地指導の確認が必要と思われる事業所
- 平成12年度以降、実地指導を一度も実施していない事業所
- 書面検査などの結果報告に基づき、実地指導が必要と思われる事業所
- 国保連介護給付適正化システムの活用により、特異傾向を示している事業所
- 集団指導等に一切参加しない事業所
- 外部との情報交換を避け、受け入れを拒否するなど、外部の目が入ることを避ける事業所
- 前年度までの実地指導による指導項目の改善状況が不十分な事業所
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