銀行から有利な条件を引き出すためのテクニック~銀行員が動かざるを得ない状況にする~

こんにちは。大阪の介護専門税理士に松本昌晴です。

昨日のブログで銀行交渉するときには、銀行員のプライドに配慮することが大事であることをお伝えしました。

そして、今日は書面を渡すことが、重要であることを説明します。

ひっくり返されないために必ず書面で

銀行に一定の要請をするときには、必ず内容を書面にして銀行の担当者に渡すようにしてください。

例えば、内容として

  1. 要件(何を依頼するのか)
  2. 金額
  3. 希望する返済期間
  4. 希望する金利
  5. その時点で分かっている他行の数字
  6. 回答期限
  7. 回答が期限までになかった場合はどうなるか
    などです。

銀行員にとって金利を下げるとか、競わされる情報は上に上げたくないのが本音です。

そのため、銀行に要請する場合「いつまでに回答がないと他行から借りることにします。」と伝えないと、いくらでもひっくり返そうとします。

そこで、上記を内容とする書面を銀行員に渡して、ひっくり返されないようにしてください。

これはあらゆる銀行取引で、するべきです。

本部の人に分かってもらうように書面にする

金利を下げようとした場合は、すべての銀行は本部稟議となります。

すなわち、最終決済するのは、本部の人間です。

したがって銀行の担当者ではなく、本部の人間に分かってもらうように、なぜ金利を下げてほしいのか、例えば

  1. 他行と競争しているとか
  2. 担保が十分にあるとか
  3. 財務内容が良くなっている
    などの理由を書面にして渡すことが必要になります。

銀行員が動かざるを得ない状況にする

銀行担当者は、金利を引き下げられるとか競わされることに、触りたくありません。

なぜなら、銀行の担当者は予算を与えられて、それに対して仕事をしています。

20年ぐらい前であれば、融資の残高や預金の残高が評価されていましたが、ここ10年ほどで金利(貸出金額×金利-信用コストや事務コストなど)や手数料などの収益が、評価の対象になってきました。

そうなると、新規の取引をする稟議や新規の融資をする稟議であれば、銀行担当者にとって収益目標に近づくので、喜んで書こうとしますが、特に既存の融資の借替であるなど競わされるものは、収益目標から遠のく可能性が高いのでやりたがりません。

そのため金利を引き下げることは、銀行の担当者がそもそも上に話をしていない可能性があります。

したがって、これをしなければ、担当者の収益目標はさらに遠のくという状況をこちらから作らなければ動いてくれません。

そのためには競わせることがいいです。

なぜならば、競わせた結果、他行に移ってしまうということを書面にして、新しい収益ではないけれど、今ある収益がなくなるという危機感を伝えると、銀行の担当者は動かざるを得ません。

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